社長通信 社長・瀬川文宏が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2019年

令和元年を振り返ると様々な変化がありました。特にAIやIoTなどSoE領域は実証実験段階から実用段階に入りつつあります。デジタル変化はとてつもない速さで進み、基幹システム再構築の大波もじわじわと2025年の崖に向かって進んでいます。

ラグビーワールドカップは盛り上がりましたね。フォワード、バックスというと攻めと守りの役割のように思いますが、両方とも攻守の役割を持っています。これはビジネスでも同じでフォワードである営業の役割をみながら、持続的成長ができる強い会社について考えてみます。

多忙な社員たち、特にリーダー層は自分自身の成長やスキル向上に割く時間を思うように確保できないようです。しかし時間の制約が自己成長への活動に影響するかは、個人の心の持ち方次第。今回は私自身の経験から向上心への動機の持ち方についてお話ししたいと思います。

神鋼グループのノーベル賞と言われる田宮賞の最優秀賞である金賞に、神鋼ラグビー部の「復活をかけたチーム変革」が選出され、その講演を聴いたところ会社運営について学ぶべきことが多く大変感銘を受けました。今月はホットなラグビーの話題で進めたいと思います。

生産性向上に向けての政府の施策として、働き方改革関連法がこの4月から施行されました。働き方改革と生産性向上は表裏一体と捉え、企業にとっては生き残りをかけたものになるといっても過言ではないでしょう。

国連サミットによりSDGsが採択され、国内では貨幣一新にあたり渋沢栄一が令和時代の顔となりました。彼の明治後半から大正にかけての講演録『論語と算盤』では「富は独占せず国全体が豊かになるよう使うべきである」と説きSDGsのコンセプトとも重なります。

令和に入り、日本企業はこのままグローバル競争に負け続け、米・中に翻弄されていくのでしょうか?私はそうはならないと考えます。逆に巻き返せるはずです。ただし全ての企業が生き残れる訳ではありません。その理由と前提条件を述べます。

今回は令和時代のITビジネスはどうなるか、大胆予測してみます。東京オリパラ、大阪万博、生産年齢人口の激減、経済をとりまく各国の動きなどの環境変化を背景にAI、IoT、5G、クラウド、量子コンピュータといった、テクノロジーの進化は留まることはなく、デジタルトランスフォーメーション(DX)のニーズはさらに増していくでしょう。

4月は入社式から始まりますが、各社とも多様な新入社員を迎え入れたことと思います。昨今のIT人材の需給ギャップは深刻であり、人材の確実な増強は重要なリソース戦略のひとつです。その中で新入社員の属性を俯瞰してみると、思うところがあったので、今月の題材として述べます。

お客様に信頼されるパートナーとして「お客様にとってなくては困る」「お客様と共に成長する」という当社の長期経営ビジョンの実現には、まだ道のり半ばだと痛感する出来事がありました。唐の太宗の政治問答「貞観政要」にある言語録を引用して、お客様に信頼されるパートナーであり続けるにはどうすべきかを考えてみます。

IT業界における転職は見方にもよりますが人事異動のようなものだと私は考えます。日本の労働人口減少が迫りくるなか、キャリア転職市場でも売り手市場となり、特にITサービス業に於ける人材不足は深刻さを増しています。そこで今月はIT人材の市場流動性について考えてみました。

新年あけましておめでとうございます。2019年の干支亥年には「次のステージに向けた準備期間」といった意味があるそうです。弊社も長期経営ビジョン「Be a Trusted Partner」変革への準備を怠らないよう努めて参ります。さて昨年末も色々な出来事がありました。

ITの可能性が満載のメルマガを、お客様への想いと共にお届けします!

Kobelco Systems Letter を購読
連載・コラムトップ