2023年12月01日
史上最多のドラフト1位を輩出した東都大学リーグ
~厳しい競争環境での負けない戦略~
大学野球は東京六大学野球のように固定チームで戦うリーグと、東都リーグのように2部以下の下部リーグを擁し、入れ替え戦によって順位を決定しているリーグがあります。一度落ちると簡単には戻れない環境下では、勝つことよりも“負けない野球”を目指さなくてはなりません。敗因を十分に分析し今後に活かしていく「負けない」ためのアプローチは、企業経営においても重要な戦略です。
2023年11月01日
日本代表を支える海外リーグ所属選手
~多様性を前提としたチームワークの重要性~
男子バレーボールがオリンピック出場権を獲得し、野球界ではWBC優勝、快進撃を続ける男子サッカーなど、海外組が日本代表チームに好影響をもたらしています。彼らは世界中から集まった一流選手が中心となるトップチームで揉まれ、代表招集時には数日間で個を伸ばしながらもチームとして連動することを求められます。これはグローバル企業においても同じく、異質な他者とのコラボレーション能力は競争力強化において必要不可欠となっています。
2023年10月01日
慶応高校の優勝を後押しした世間の注目
~他人の視線が持つ効果と活用~
高校野球では慶応高校の全国制覇が記憶に新しいところですが、注目される選手の存在に強さの秘密があったのではないでしょうか。常に他人の目で見られているという意識は集中した練習を可能にし、周りの選手の成長にもつながりました。他人の視線が持つ効果から上司や同僚と顔を合わせて仕事をすることが少なくなった現在、多様な働き方の成功の鍵を考察します。
2023年09月01日
和田毅投手の活躍と怪我への対処
~事業変革に向けた人材の準備~
プロスポーツ選手にとって、怪我への向き合い方はその後の選手生命を大きく左右します。更なる活躍ができるのか、はたまた復活することなく引退せざるを得ないのか。同じ怪我でも治療に対する基本的な考え方やアプローチが違いますが、この違いはビジネスにおける事業変革への対応に通じるものがあります。
2023年08月01日
ラグビー日本代表ジョセフ・ヘッドコーチの決断
~自律型キャリアと節目の迎え方~
世界最強と言われるニュージーランド代表オールブラックスの有名選手たちが次々とラグビーW杯後の移籍を発表しています。W杯は最大のイベントであり大きな「節目」です。彼らは次のキャリアに向けて動き出しています。人生の節目において自分を見つめ直し、将来の方向性を考え、自身のキャリアをデザインする「自律型キャリア」の形成は一般企業の社員にも求められています。
2023年07月01日
「現役ドラフト」大竹耕太郎投手の活躍
~必要とされる幸せと承認欲求~
「自分が他者に認められている」という感覚は人間にとって明日への活力の源です。たとえば、プロ野球の現役ドラフト制度のように、自分の能力が必要とされると実感
することで結果へと繋がり長期的に活躍する選手が多く輩出されています。企業においても部下の成長を長期的な視点で考慮する人事異動の活発化が必要でしょう。仕事の中でたくさんの「いいね」を伝え、見守っていきたいものです。
2023年06月01日
石川佳純選手の引退とモチベーション
~自己効力感を高める人材育成~
トップアスリートの現役続行か、引退かを決断する際に「モチベーション」はとても重要な要素です。「自分なら頑張ればきっとできる」と強く信じている「自己効力感」があると、勝利や目標達成といった成功体験が楽しいという気持ちを生みます。ビジネスでも同じく成長し続けることができる人材を育成するために企業や組織は何ができるのでしょうか。
2023年05月01日
「トルネード投法」から学ぶフォームの重要性
~自分で考え、貫き通す勇気~
野茂さんの「トルネード投法」、イチローさんの「振り子打法」、王貞治さんの「一本足打法」。独特なフォームを自分のものとして確立し、成功を収めています。それはビジネスでも通じるものがあり、どのような仕事でもベテラン社員は皆、「こうやれば何とかなる、うまくいく」といった自分に合った独自のフォームを持っています。全ての若手社員へ、末永くプロとして生き抜くための心構えを贈ります。
2023年04月01日
バスケットボール日本女子代表とアナリティクス
~データドリブン経営への変革~
快進撃を繰り広げているバスケットボール日本代表を率いるトム・ホーバスヘッドコーチは、データドリブン経営を実践するリーダー像と言えるでしょう。「チームの原則、フレームワークだけを決めて試合中の判断は選手たちに委ねると、原則を理解した12人は驚くべき創造的なプレーを見せてくれた」と話しています。企業経営にも通じるDX時代におけるリーダーシップのスタイルを考察します。
2023年03月01日
「燃える闘魂」アントニオ猪木さんを偲んで
~ストーリーテリングの力と落とし穴~
プロレス黄金時代を築いた猪木さんをカリスマ的存在にしたのは、ビジネスの世界でも以前より有効だとされてきた‘ストーリーテリング’にありました。「物語によって相手を惹きつけ共感を生み出し、人を動かす技法」によって「猪木信者」と呼ばれる熱狂的なファンも大勢現れました。業界を問わずロイヤルティの高い常連客を増やすことは、安定的な経営にはとても重要なことですが、気をつけなければならないこともあります。
2023年02月01日
箱根駅伝、中央大学復活への道のり
~若手人材の成長に必要なもの~
自主性を重んじて部下を育てるとはよく言われてきた言葉ですが、それはただ見守るということでしょうか。部下や指導すべき人が身近に現れたとき、どのようなアプローチの仕方や指導法が最適なのかと思い巡らせると、箱根駅伝で好成績を収めた大学指導者の実績にヒントがあるようです。
2023年01月01日
“三笘の1ミリ”を生み出したビデオ判定の価値
~テクノロジーの客観性と人間の役割~
サッカーW杯で最も印象に残るのは“三笘の1ミリ”と呼ばれるスペイン戦の勝ち越しゴールでしょう。360度配置したビデオ判定は死角がなくVARの最新技術によりルール遵守な判定ができるようになりました。スポーツだけでなく、社会にも組織にも必ずルールが必要です。昨今ビジネスの世界ではコンプライアンスが叫ばれ、企業は社会やビジネスの公正を保つことがますます重要になりました。システムがもたらす客観性と人間の役割とは?を考察します。
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