社長通信 社長・瀬川文宏が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2005年05月09日

ネクステック株式会社の上場に思う

平成16年度の業績は、売上高10億円、経営利益2.4億、粗利率60%と好業績をあげており、又3〜5年後には売上高100億円を目指す急成長の超優良企業です。

市場で高く評価されているのは、高い利益率と成長性に代表されるような高業績をあげているのは勿論のこと、Visionと会社の進むべき方向が明確であり、又、PLMという特化した分野で随一のコンサルティング力を誇り有名大企業をお客様とする顧客基盤もしっかりできている事等が理由と考えられます。

今回の上場で、一説には200億円からの資金を手にしたと言われており、今後のネクステック株式会社の一層の発展が大いに期待されます。

ネクステック株式会社の快進撃に、私はふと、当社および当社の各ビジネスユニットと比べてみたくなりました。各ビジネスユニットは売上高と従業員数ではネクステック株式会社を上廻るものの、利益率と成長性においては残念ながら下廻っています。プロジェクトマネジメント能力やシステム構築能力においては当社の各ビジネスユニットは大変秀れた力を保有していますが、その分野でのNO.1の実力と市場シェアかと言われると大いに努力を必要とする所です。

全社的な事業の一層の集中と選択を行いつつ、サービスや品質、価格の差別化や機能面での一層の差別化、生産性向上とコストダウン方策や独自なコンピテンシーの向上等お客様に評価されかつ好業績を生む仕組み作りの一層の徹底を各ユニット及び全社でスピードを上げて推進していく必要を痛感しました。

ネクステック社とのビジネス協業はPLMの分野にて順調に推移しつつあり、今後お互いの強みを生かした協業の一層の進展が期待されます。

2005年5月

代表取締役社長(当時) 酒井哲夫

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