社長通信 社長・瀬川文宏が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2010年03月02日

「めいげんそ」へスイッチ

お雛様昨年末のことですが、お会いした2社のお客様から「コベルコシステムさんは、明るくて元気がいいですね」とのお言葉をいただきました。違うお客様から2日続けて同じようなことを言われたので、びっくりしましたがとてもうれしく感じました。と同時に、10年程前に、あるお客様のIT部長様から教えてもらった言葉を思い出しました。

それは「めいげんそ」と「あんびょうたん」です。ヒューマンウェア研究所の清水英雄さんという方が提唱されているそうで、言葉には「めいげんそ 明元素言葉」と「あんびょうたん 暗病反言葉」とがあり、「明元素」とは明るく元氣で素直で素敵という意味であり、「暗病反」とは暗くて病的で反抗的という意味だそうです。

ある事象に対して、「明元素言葉」で思考するか、「暗病反言葉」で思考するかで、気持ちのベクトルは180度変わってきます。積極的になることで、挑戦の意欲も盛り上がり、出来そうに思えてくる。また、このように思考することで、周りからも励まされ、「ありがとう」の気持ちも醸成されてきます。言葉の持つエネルギーのすごさを感じたものです。

入社1,2年目の社員を対象にした階層別研修のオープニングの挨拶をしているのですが、今年からこの「めいげんそ」と「あんびょうたん」の話を最後にしています。「明元素」思考になることで、仕事も楽しくなり、自分の夢の実現が見えてきます。何より、若い人たちが明るく、元気に、そして素直になることで、会社全体をよりポジティブな方向に向けてくれると考えています。この研修のアンケートに、『奥田社長の「何か足りないことを言い訳にするのではなく、何もないことをきっかけにしてチャレンジし、次のステップへ進む」という言葉が印象に残っており、頑張ろうと思えた。』(入社2年目社員)とか、『ネガティブなことをポジティブに言いかえる表現が大切だと学んだ。表現の数がまだまだ足りないと感じたので周りの方々から吸収していく。』(入社1年目社員)と、前向きに捉えてくれていることが期待を大きくさせます。

言葉には、自分や周りの人に強大な影響を与える力があります。言葉を前向きな言葉に切り替えることで積極的な集団になってきます。残念ながら、私もまだまだ「忙しい」「大変だ」などという「あんびょうたん言葉」を使ってしまうことがあります。まだまだ厳しい状況は続きそうですが、こういう時こそ「めいげんそ言葉」にスイッチを切り替える必要があると考えます。人の心に勇気を与える言葉、喜びを与える言葉、人生を明るく感じさせる言葉も心がけていきたいと思います。もっと、もっと多くのお客様からコベルコシステムは、「明るくて、元気がいいね」「付き合っていて楽しいね」と言われるようになりたい。それがお客様から信頼される真のパートナーになる源泉だと思っています。

明元素・暗病反 ポスター

※「めいげんそ言葉」および「あんびょうたん言葉」のイラストの掲載については、ヒューマンウェア研究所様の了承を得ています。

2010年3月

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