お客様にご満足いただくために CSコラム お客様とともに考え、ともに挑戦し、ともに『夢』をかなえたい。そんな想いを幹部が語ります。

2010年06月01日

第16回 高まり続けるお客様のご期待に応え続けていくために
執行役員 金融ビジネス担当 時崎 充治

2010年4月に執行役員に就任した時崎です。私はこれまで金融業界のお客様を中心に仕事をして参りました。その中にはここ数年の新たなお取り引きもあれば、20年以上お付き合いいただているお客様もいらっしゃいます。仕事の内容としては、主にお客様先に常駐して、特定領域に特化したアプリケーション構築サービスを提供してきました。

製造業に強いと言われる当社において、金融業界のお客様から長くお付き合いいただけることは、大変励みになることでもあり、私たちの誇りでもあります。これまで、お客様との間により強い信頼関係を築き上げようと尽力して参りましたが、そのためには以下の3点が特に重要だと考えています。

  • お客様の業務に関する知識を深めること。
  • 「もうひと工夫」をモットーに、品質・納期の遵守に特に重きを置くこと。
  • お客様の経営トップ、情報システム部門マネージャをはじめ、それぞれの立場の方のご意見を伺うこと(そのためにお客様を担当する役員から、マネージャ、現場担当の方までそれぞれの役割に応じた“対応責任者”を決めています)

このような取り組みの結果、取引を開始してから短期間でお客様から高い評価をいただくケースも増えてきました。
一方で、長くお付き合いいただいているお客様から厳しいご評価を受けたこともあります。
保守サービスをご提供しているお客様から、基幹システム再構築のための次期システムの”あるべき姿“の提示を求められた時のことです。当時は、保守サービスに注力していたため、システム企画検討の意識が乏しく、せっかくのご要望に十分お応えすることができませんでした。その後は視野を広げ、システム企画業務へのご支援を通じて、自らの能力を高めつつ信頼回復に努めています。

リーマンショック以降の経済環境の変化に伴い、お客様を取り巻く環境も大きく変わってきています。金融業はもちろん製造業・流通業などあらゆる業種で、お客様が期待されるものが変化し、より付加価値の高いサービスを求められています。高まり続けるお客様のご期待に応え続けていくために、私たちも以下のようにお客様を知り、自らを磨き続ける必要があります。

  • まずは、全員でお客様の環境変化をいち早くキャッチすること。
  • 日頃ご提供しているサービスを、お客様のROI(投資対効果)の貢献度から改めて見つめ直すこと。
  • 我々自身が変化していくこと

このように、書けば当たり前のことですが、これを着実に実行するのは非常に高度な課題です。基本に忠実に、お客様の声に耳を傾け、全員で知恵を絞り、自ら変化・進化していくことの大切さを、ここで改めて心に留めておきたいと思います。お客様のご期待に応え続けるため、これからも挑戦して参りますので、どうぞご期待ください。

2010年06月

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