お客様にご満足いただくために CSコラム お客様とともに考え、ともに挑戦し、ともに『夢』をかなえたい。そんな想いを幹部が語ります。

2007年03月01日

第6回 行動は行動を予測する
ERP本部長 氏家啓喜

私が2005年4月にERP本部長に就任した際に、組織のあるべき行動様式を『TEAM』と命名しました。これは、長年の友人である元ラグビー日本代表監督の平尾誠二さんが、日本代表の組織力強化と競技力強化をこの『TEAM』という言葉を使って進めてきたものですが、これに大いに共感し、ご本人から許可を得て拝借したものです。少し勝手な解釈もありますが、Tはテクニカル(勘に頼らず科学せよ)、Eはエモーショナル(感動的に表情せよ)、Aはアクション(すばやく行動せよ)、Mはモチベーション(プラス思考で前向きに)です。道のり半ばではありますが、少しずつ成果も見え始めています。

こうしたコンセプトを大切にした行動は、概してお客様の評価も高くなります。お客様は、我々全ての行動結果(顧客満足度)から将来を予測されるわけですから、まさに日常的な行動そのものが問われていると言えます。我々が身をおく産業では、お客様に将来を予測させる行動で何かをご提供できなければ、残念ながらその価値は評価されません。そのためには、会社や組織の前に、まずは、お客様と直接対話する個人の力量が問われます。自ら鍛冶し成熟された大人の集団であることがなにより必要ではないでしょうか。

その意味で、私自身が日常の行動で気をつけていることは、まずはポジティブな視点で発想すること、遠い未来より効果が見えやすい近未来の事象でお話をすること、そして何よりも重要なことは、現実的で確実な行動を心掛けることです。楽しく、頼りがいのあるビジネスパートナーであることを肝に銘じて今後とも『自ら鍛冶』したいと考えています。

2007年03月

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