2014年01月01日
使って便利を体感!「パーソナル・クラウド」
パーソナル・クラウドとは
ネットワーク越しに様々なサービスを利用できるクラウドサービスが広く利用されるようになってきました。今回ご紹介する「パーソナル・クラウド」とは、パーソナルと名の付く通り、主に個人や小規模事業者向けに提供されるクラウドサービスを指します。この定義は事業者によってさまざまですが、以下の2つに集約することができます。
1. | 個人向けに提供されているパーソナル・クラウドサービス |
クラウドサービスのうち、特に個人向けに提供されているものをパーソナル・クラウドと呼びます。例えば、以下のようなサービスがあります(図1)。 過去、当コラムで紹介したドキュメント共有サービス(注1)もパーソナル・クラウドの1つです。最近では、PCやスマートフォン、タブレットなどのデバイスにインストールされているアプリケーションにパーソナル・クラウドサービスがあることも珍しくありません。 図1.様々なパーソナル・クラウドサービス |
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2. | 自宅で構築するパーソナル・クラウド |
パーソナル・クラウドサービスの機能が付いているNAS(注2)を購入して利用する場合や、PCにクラウド環境を構築し、そのサービスを利用する形態もパーソナル・クラウドと呼びます。自宅や外出先からクラウド環境へアクセスして、写真を閲覧・アップロードしたり、ドキュメントを共有したりできます。(図2)
図2.場所やデバイスを問わずアクセスできる
(注2):Network Attached Storage、ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバのこと。
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ここが便利?!パーソナル・クラウド
では、パーソナル・クラウドを利用することで何が便利になるのでしょうか?
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自宅や外出先などでどこでもアクセスでき、データの共有が簡単
例えば、外出先でふと何かアイディアを思いついた際に、モバイル端末からパーソナル・クラウドを使ってアイディアをメモできます。帰宅後、PCからアクセスすれば、そのメモの内容を見返すことが可能です。
従来、PCに保存したデータを別のPCへコピーするにはメディアやUSBメモリが必要でした。パーソナル・クラウドにデータを保存すると、別のPCに自動でコピーすることもできます。
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データを消してしまった時やデバイスが壊れた場合でも安心
保存したデータを間違えて削除してしまった場合に、過去のデータを復元できるサービスもあります。万が一デバイスが壊れてしまった場合でも、ドキュメントや写真などのデータはパーソナル・クラウドへ保存されているので、大切なデータを失いません。
パーソナル・クラウドの今後
パーソナル・クラウドについて紹介いたしましたが、この記事を読んで、「既にパーソナル・クラウドを使っている」と気づいた方もいらっしゃるでしょう。そう、お使いのサービスの中にもクラウドサービスがありますね。近い将来、インストールされているアプリケーションすべてがパーソナル・クラウドになり、ネットワークに接続できるデバイスさえあれば、いつでもどこでもしたいことができるようになる?!かもしれません。
2014年1月
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