2014年02月01日
絵で分かりやすく伝えよう!
インフォグラフィックス
インフォグラフィックスとは
情報をグラフや図などで表現して相手に伝えることは、有史以前より行われてきました。現代においても、路線図や道路標識など、伝えたい情報を分かりやすく表現したモノを日々見かけるかと思われます。
近年、様々な情報をつなぎ合わせて分かりやすく可視化したもの、または可視化した情報を伝達する行為を指して「インフォグラフィックス(※1)」と呼んでいます。さらにネット上では、インフォグラフィックスをマーケティングに利用する側と制作する側を紐づけるサービスが数多く登場するなど、注目を集めるキーワードとなっています。ちなみに、このインフォグラフィックスは情報を表すインフォメーションと、図形を表すグラフィックスを合わせた造語です(図1参照)。
※1:「インフォグラフィック」とも表記
図1.インフォグラフィックス
インフォグラフィックスの例としては、特許庁が公表した「特許行政年次報告書2013年版(※2)」の表紙をご覧になるとよいと思われます。
※2:http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/shiryou/toushin/nenji/nenpou2013_index.htm
インフォグラフィックス注目の背景
では、なぜインフォグラフィックスが注目を集めているのでしょうか。その理由は、現在の状況と関係があるようです。-
情報過多
ビッグデータに代表されるように、インターネットの普及以降、情報が至る所に溢れています。この情報過多の状況で、いかに有用な情報へたどり着くか、もしくはいかに効果的に情報を発信するかといった課題は、多くの人が感じるものとなりました。
このため、効果的に情報を可視化して伝達する手段として、インフォグラフィックに注目が集まっています。 -
ソーシャルメディアとの連携
情報を発信しても、誰にも伝わらないのでは意味がありません。そこで重要となってくるのが、多くの方に利用されている情報発信のサービス、ソーシャルメディアとの連携です。
インフォグラフィックスを扱うサービスの多くは、TwitterやFacebookといったサービスと連携するよう形成されています。作成したインフォグラフィックスを伝達したり、閲覧した方からの評価をもらったりすることが容易に行えるようになっているのです。
分かりやすく伝えるための手法の一つとして
現在インフォグラフィックはマーケティングの分野で活用されています。また、新聞などの紙媒体においても、時事ネタなど特定の話題を分かりやすく伝える目的でインフォグラフィックスが活用されています。
しかしインフォグラフィックスの用途は、これだけではありません。私たちは日々、お客様や社内に向けての情報発信やプライベートでのネット上での情報発信など、様々な方に向けて情報を伝達するという行為を行っています。その手法の一つとして、今回紹介したインフォグラフィックスが利用できるでしょう。
最近では、効果的なインフォグラフィックスの制作方法を解説しているWebサイトや書籍が見受けられます。ぜひ、このような情報を一読いただき、今一度伝えるということを見直してみてはいかがでしょうか。
2014年2月
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