


ITのトレンドは集中から分散へ、分散から集中を繰り返しています。4月4日~6日に開催された「Oracle Open World」でオラクルのラリー・エリソンCEOは「ハードとソフトが統合されたOracle Exadata Database Machine、Oracle Exalogic Elastic CloudはiPhoneやiPadと同じ、未来のコンピューティングの姿である」とメッセージしました。4月12日にはIBMがPure Systemsを発表しました。これは、エキスパート・インテグレーテッド・システムとして、専門家が持つ高度な知見を実装し、ハードウェア、ソフトウェアを統合、調整、最適化、自動化すると共に、全ITライフサイクルを通じて操作の煩雑性を軽減と詠っています。
両社とも、「コストパフォーマンスが高い」「エキスパートシステム」と他社との優位性を強調されていますが、共にサーバー、ディスク、ネットワークをオールインワンで提供する集中化の方向は同じです。従来、ユーザーは、オープン化や分散化の中で多種多数のコンポーネントを導入し、その統合、調整、管理に多大な時間とコストを費やしてきました。しかし、オールインワンで提供されるこれらの新しいシステムにより、構築、運用の煩わしさから解放されるとともに、大量トランザクション処理やビジネスアナリスティックスにおいても、事前に特化、最適化されたシステムの提供を受けることが可能となるとのことです。
そうなると、ユーザーにとっては、基幹システムの構築や運用コストの削減、プライベートクラウドやビジネスアナリスティクスのインフラ構築が容易になるなど、ITを企業成長に向け、戦略的かつ迅速にさらに活用することができるようになります。このように、今後、ITを駆使して経営課題解決や企業成長のために活用できるかが、ユーザーにとって一層重要となります。また、その実行能力を、自社で構築するのか、外部から調達するのか、パートナーシップで実現するのか。IT部門は、経営や事業部門との接点がますます重要になってくると思われます。
このような流れの中で、当社のようなITサービス会社は、その価値を如何に高めるか、真価を問われる時代になってきました。当社としては、ソリューションやサービスの得意技に一層磨きをかけるとともに、常にお客様の視点で一緒に考え、実行する、パートナーシップをさらに高められるように、これからも励んでいきます。
2012年5月