社長通信 社長・瀬川文宏が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2017年

今あるモノを改善して良いモノを提供する手法から時代は移り、GoogleやAppleなどがこぞって取り入れている「デザイン思考」が、新たな共通言語、手法として定着してきています。

先日、久しぶりに伊勢神宮を訪れました。1300年も前から脈々と伝承されている宮大工の技に感嘆しました。技術伝承を今風に言えばスキルトランスファー。個人の暗黙知と組織の知というナレッジマネジメント論になります。

家族的経営は、日本的経営の強みとして評価されてきました。しかし、このスタイルは今のデジタル革命時代、少子高齢化時代には、少し変えていく必要があるのかもしれません。

会社の方向を示すのは経営トップの役割ですが、それを会社組織として実行につなげるには、ミドルマネジメントがその方向性の意味を理解して腹に落とし、部下に具体的な行動を示すことがとても大切だと思います。

暑い時期ですので逆に寒い想像をしてみようと、厳冬での雪中行軍を小説にした『八甲田山死の彷徨』をあらためて読み返してみました。これは私の人生でも印象に残る1冊です。ここにはプロジェクトマネジメントとリーダーシップについて、学ぶべき点が多々あります。

この7月1日に当社は設立30周年を迎える事ができました。これからも50周年、100周年と成長を期してゆきたいと思います。何にでも短命のものと長寿のものがあります。長寿に共通するものは何でしょう。水が上から下に流れるように、人は自然と自分にとって幸せな方向へ向かっていくのではないでしょうか。

2017年06月01日

論文のすゝめ

5月18日、19日に第55回IBMユーザーシンポジウムが開催されました。私はコンサルティングサービスのビジネスに従事して以来、折に触れ論文執筆の重要性を訴えてきているのですが、今回のシンポジウム参加で改めてその価値を感じました。

風薫る5月です。連休が明けるとクールビズも始まり、本年度のビジネス活動にも本格的にエンジンがかかってくる頃ですね。そんな中で印象に残った事と言えば、社長として初めて33名の新入社員を迎えたことです。

この度、川瀬前社長の後を受けて代表取締役社長に就任しました。お客様にとって頼りになる、真のパートナーとなれる会社を目指していきたいと思います。 このコラムは当社の歴代の社長が頭をひねって毎月執筆してきましたので、私もそのバトンを引き継いでゆく所存です。

システムエンジニアは企業の事業戦略や競争優位を支える非常に重要な職業であり、スキルに立脚した、やりがいも、将来性もある職業ですし、志望する学生も多いのです。

今年も多くのお客様やパートナーの経営者の方々と年始のご挨拶をさせていただきました。その際に、昨年はIoT、今年はAIの話題になる事が多くなり、毎年ITの旬のテーマが新しくなり、ITテクノロジーが目まぐるしく進化しているのを改めて実感しました。

新年明けましておめでとうございます。毎年、サプライズなことが起りますが、昨年は世界的に見ても、とりわけ政治の世界で大きな変化が起りました。このうねりは政治の世界だけではなく、経済にも大きな影響を与え、今年の景気予 想も難しいものになっています。

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