2011年05月01日
スマートフォンのビジネス利用に不可欠なツール!!
MDM(Mobile Device Management)
勢いを増すスマートフォン市場
世界のスマートフォン市場は急ペースで成長しています。2010年第4四半期には、出荷台数が1億台を超えて、PCよりも多くなりました。
また、国内においてもスマートフォン市場は好調で、携帯電話全体の販売台数に占めるスマートフォンの比率は、今年に入り40%を越えていることが、各種調査の結果で出ています。
スマートフォン導入の現状課題
そんな中、スマートフォンを業務効率向上のビジネスツールとして実際に活用している企業が増えてきています。
現状はメール閲覧と発信、スケジュール管理が主に利用されていますが、今後は内線電話やWeb会議などの企業内コミュニケーション端末としても用途が広がっていくことが予測されています。
しかし現状では、企業内でスマートフォンを利用するにはいくつかの課題があります。
(主な現状課題)
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大規模導入時のキッティング(初期セットアップ)
⇒パスワードポリシー、無線LAN設定、VPN設定等さまざまな設定を1台ずつ設定していくとなると大変! -
端末の紛失と盗難
⇒端末を紛失してしまった!管理者は内部データの情報漏洩をどう防ぐ? -
セキュリティポリシーの適応
⇒自動ロックの時間、パスワードポリシー、特定アプリケーションの禁止、カメラの禁止等の社内ポリシーが変更された場合、導入後のデバイスへの適応はどうする?管理者が回収してまた再設定? -
資産管理
⇒導入後に変化するファームウェアバージョン、ディスク空き容量、セキュリティポリシーの設定状況等のデバイスの状況が把握できない!
MDM導入による課題解決
これらの課題を解決すべく、スマートフォンにエンタープライズレベルの管理機能を提供するMDMの導入が求められています。
MDMは、iPhoneやAndroidといったスマートフォンをネットワーク経由で管理できる製品・サービスです。
システム管理者は管理サーバからスマートフォンの稼働状況を確認でき、パスワードや無線LAN設定といった設定も一括設定することが可能です。端末を紛失した際には遠隔地からロックおよび内部のデータを強制的に消去(リモートワイプ)することも可能になっています。
また、利用者にアプリのインストールを禁止したり、カメラの利用を禁止したりできるなど豊富な機能を提供します。
(基本的なMDMの仕組み)
MDMは多くの場合、社外のソリューションプロバイダーと契約することにより利用することが可能です。ソリューションプロバイダーにより、利用金額や対応デバイスの種類、利用できる機能などが一部異なりますので比較検討が必要となります。
基本的なMDMの仕組み 【拡大図】
MDMを導入して安全にスマートフォンをビジネスのシーンで活用してみませんか!?
2011年5月
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