これからは、コレ!旬なIT技術やこれから主流となりつつあるIT技術に関する情報をご紹介します。

2005年08月01日

オープンソースソフトウェア

オープンソースソフトウェアとは?

近年、公共機関や企業のITシステム構築においてオープンソースソフトウェア(OSS)の活用が大変注目を浴びています。OSSとは、その名の通り、ソフトウェアの元となるソースコードが公開(オープン)されているソフトウェアです。
オープンソースという言葉は、総務省発行の平成15年版情報通信白書では「ソフトウェアの設計図に該当するソースコードを無償で公開し、誰でもソフトウェアを改良再配布できるようにしたソフトウェア」と解説されています。

オープンソースソフトウェアの状況

近年、政府・自治体や企業において、OSSが採用されることが増えています。企業内のインターネットのサーバーなどITインフラとして一般的に採用されています。
さらに、ITインフラだけでなく、データベースやWebアプリケーションサーバーなどのサーバアプリケーションや、アプリケーションの開発環境としても普及しつつあります。

■OSSの例
ITインフラ オープンソースOS(Linux)、Webサーバー(Apache HTTP Server)、メールサーバー、ファイルサーバーなど
サーバアプリケーション Webアプリケーションサーバー(Apache Tomcat)、データベース(PostgreSQL,MySQL) など
開発環境 開発ツール(Eclipse)、各種ソフトウェアAPIなど

オープンソースソフトウェアの採用メリット

OSSの採用メリットとしては、商用ソフトウェアを導入する場合に比べ、ライセンスコストが抑えられるということがあります。ソースコードが公開されており、改良可能なため、様々な要求に対し、柔軟に対応することができます。また、OSSに関する情報がユーザコミュニティなどに公開されているため、不具合時の解決策など多くの情報を得ることができます。そして、OSSを採用することにより、1社に依存することはなくさまざまな選択肢を残すことができます。

OSSの採用メリット
  • ライセンスコストが抑えられる
  • 各種要求に柔軟に対応できる(ソースが改良できるため)
  • 情報の得やすさ(バグやトラブルシューティングなど)
  • 1つのベンダーに左右されない

オープンソースソフトウェアの導入ノウハウ

OSSは多様なソフトウェアが存在し、複数のOSSを組み合わせることによりシステムを構築・運用することが可能です。OSSは、選択肢が多く自由度が高いため、導入・運用に関して様々なノウハウが必要です。また、OSSは、ライセンスコストを抑えることができますが、商用ソフトウェアと同様、運用にかかるコストに関しては無視することはできません。そのために、経験豊富なシステムインテグレータによるサポートが重要となります。

当社では、早くからOSSに着目し、お客様へOSSを利用したITインフラ構築からアプリケーション開発・運用まで幅広くサービスをご提供しております。お気軽にご相談ください。

2005年8月

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