2014年06月01日
「磨いて、高めて、輝いて」
5月22~23日の両日、今年もIBMユーザーシンポジウムが開催されました。このシンポジウムはユーザー同士の「価値ある研鑽」と「有益な交流」という理念の下、毎年開催地を変えて行われます。第52回を数える今年は、新緑の飛騨高山で「匠の地、物心一如のものづくり~ITにこころを~」をテーマに開催されました。ユーザーから募集した論文の中から選ばれた優秀論文を聞ける場であり、各地のIBMユーザー研究会が一堂に会して交流を楽しめる場でもあります。
当社も毎年、入選を目指して、多くの社員が論文の執筆に挑戦しています。入選するとご褒美としてこのシンポジウムに招待されることも楽しみの一つです。今年は銀賞1件、銅賞2件を受賞しました。また、近年、日本ガイド/シェア委員会の優秀論文の発表も併せて行われ、選ばれた5つの論文のうち4つが、当社社員の所属するチームの論文でした。
論文に取り組み、自分の経験や知識を整理し考えることで気づきを得て、普遍的な理論を導き出すことができます。それは同時に、他のユーザーに有益な知識や知恵、経験を提供する事でもあります。一つの仕事を成し遂げ、それを振り返って論文として整理することで、その仕事の経験がより深い知識やスキルとなります。それは、その社員個人の知識やスキルレベルの向上はもとより、アセット化が重要なITサービス企業にとって普遍的価値のあるものです。当社は「秘伝のタレ」「秘伝のワザ」としてアセットビジネスの重要性をまとめ、お伝えしていますが、その根幹をなすのは、個々の成功体験を普遍的な知識に昇華する論文への取り組みだと思っています。
初日の論文発表が終わり、ほっと一息。参加したメンバーと朴葉味噌や飛騨牛などご当地グルメや地酒を味わいました。これがシンポジウムのもう一つの楽しみでもあります。来年は北陸新幹線が開通する金沢で開催されます。来年は金賞を受賞して、加賀料理と地酒をいっそう美味しくいただけることを願っています。そのためにも、社員一人ひとりが存分に力を発揮して働き、全社で共有する知恵=アセットをさらに充実させ、お客様の企業価値向上のために尽力して参りたいと思います。
2014年6月
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Kobelco Systems Letter を購読ライター

元 代表取締役社長
川瀬 俊治
2009年 取締役。サービスビジネスを中心に業績に貢献。
2012年3月に代表取締役社長就任。
マラソン走ったり山に登ったり、体を動かすのが好きなアウトドア派。
2017年3月退任。
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