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毎月更新中!社長通信 社長が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2011年02月01日

10歳になった「社員満足度調査」

立春の夕焼け2001年から始めた社員満足度調査が2010年度で10回目となりました。この10年を見ると、回答率が76%→96%、満足度は60→70ポイントと堅調に上がってきています。特に、社員の参加率が96%まで伸びたことにたいへん満足しています。

当社の社員満足度調査は、「会社」「仕事・スキル」「チームワーク」「リーダーシップ」「ビジネスプロセス」「ワーク・ライフバランス」「働く気持ちと環境」「働きがい」の8つのカテゴリー毎に合計で60の質問を設けています。満足から不満までの5段階の選択と合わせて、カテゴリー毎にコメントも書けるようにしています。調査後は、全社/各部門において、この調査結果やコメントの分析から課題を抽出し、それに対するアクションプランを作成します。これらは社員とも共有しながら、その実行をフォローしていきます。また、満足度向上に貢献した施策などは全社への横展開を図るようにしています。

今回は、当社社員の満足を構成する要素(満足の源)の分析を強化しました。当社がもうワンランク上へ飛躍するためには、個々の設問への対応から進化して、満足につながる要因を大局的に捉えて、本質的な課題に取組む必要があると考えました。分析の結果から、満足度を上げるには、「組織への愛着や誇りが感じられ、仕事に対する満足度や仕事を通しての達成感と成長実感が得られること」、そして「業績に対する適切な評価とその説明」などが大きく影響していることが分かりました。当社は3T(楽しい・短時間・達成感)職場の実現を目標に掲げ、「働きがい」「組織力」「納得感」などを高める施策に取り組んでいますが、この結果を受け、さらに社員が抱える個々の状況に踏み込んだ対応を強化していきます。

我々を取り巻く環境がいかに変化しても、当社の成長の原動力は社員一人ひとりであることに変わりはありません。社員一人ひとりを丁寧に考え、「一律から個へ」と各人の長所を伸ばすことに重点をおくことで、一人ひとりのパワーを引き上げていきます。サービスの品質の確保には、それを提供する人の能力とモチベーションを高い水準で維持していくことが必要です。

具体的な仕組みとして、今年から人事制度を刷新し、一人ひとりの目標設定と評価やキャリア計画においてコミュニケーションの強化と充実が図れるようにしました。ビジネスの貢献だけに偏ることなく、お客様満足向上への貢献やリスクをとって頑張った人たちをきちんと評価していきます。目標管理もそのようなことが評価できるように「組織に貢献する自らの役割は何か」をそれぞれの立場で考え、マネージメントはどうやって部下の成長を支援できるかに焦点を当てていきます。育成の観点も、技術やソリューションなどの知識だけでなく、コミュニケーション力や調整力、全体を俯瞰する力、ストレスへの耐性など、自律心があり明るく元気な人で溢れる会社にしたいと考えています。また、シニア層も含めたあらゆる層が充実して働ける機会を増やしていきます。さまざまな経験の積み重ねはその人の幅の広さであり、深みとなります。それらを尊び、活かしたいと考えています。互いに切磋琢磨してイキイキと仕事ができることを目指していきます。

社員の思いやモチベーションを客観的に把握し、社員と会社が成長していくための手段として、10歳になった「社員満足度調査」を時代とともにさらに進化させ、これからも継続していきたいと考えています。社員と組織の成長を支援する取り組みや、社員と組織の絆を深める企業文化と組織風土を醸成し、多くのお客様から"いい匂いのするコラボレーション・パートナー"だと認めていただけるために。

2011年2月

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