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毎月更新中!社長通信 社長が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2012年09月01日

“3T”と言われたい

夕日

先日のタウンミーティング(各事業所で社長と社員が直接対話をする場)でのこと。社員から「会社は“3T”って言うけど、現場のことを理解してますか」と言う声が出ました。当社では、昨年から“楽しい”、“短時間”、“達成感”を実現しようということで頭文字を取って3Kならぬ3T職場の実現を推進しているので、しばし言葉に詰まりました。
この3Tの推進は、会社のカルチャーを変えていく重要な方針だと認識しています。というのも、「言われたことをしっかりやる」だけの姿勢から脱皮し、真のITパートナーとしてお客様に一歩踏み込んでいく、また、お客様の課題解決を早い段階から一緒に考えていく姿勢が求められているからです。そういうビジネスにシフトしていく上で、社員が自立した個として自ら原理原則を考え、自由闊達に行動するために“3T”が重要だと考えているのです。
具体的には“ノー残業デー”、“3T会議”による会議の効率アップや社員が社員を表彰する“CS表彰”、社員が社員に感謝する“ありがとう数珠つなぎ”など具体的なプログラムを推進しているのですが、今さらながら現場のファーストラインからこのような苦言が出てきて、「本社や経営の独りよがりに陥っている所もあるな」と反省した次第です。
もちろん、社員みんなが「“3T”なんて…」と思っているわけではありません。忙しい中、自ら工夫してそれを推進している職場もあります。仕事に没頭していると、時間を忘れることも間々あるわけですが、ノー残業デーの夕方になるとアロマを焚いてそれとなく知らせたり、立て札を立てたり、ノー残業デーを週1日から週2日にしている職場もあります。1日なら今までの延長で何とかなりますが、2日となれば根本からやり方を変えないとできないので、改善やイノベーションも生まれます。社員の自発的な取り組みがもっと増えると冒頭のような意見も減ってくると思うのですが、会社としても無駄な業務、意味のない業務などの改善、新しいワークスタイルへの取り組みなども平行してやっていますので、その情報発信をしてく必要性も痛感しています。

話は変わりますが、当社は今年、2度目の“くるみん”認定(※)を受けました。社員が自らワークライフバランスに取り組んできた成果だと喜んでいます。10年前、会社発展のために女性社員の活躍を推進しようとKobelco systems Women's Committee (KWC)がスタートしました。現在は男性の参加者も増え、社員がもっとイキイキと働き続ける活動をしようと、Kobelco systems Work-life-balance Community(KWC)と名称変更して活動を広げています。3Tを推進し始めた結果、昨年の社員満足度調査では総合満足度がアップしました。今後、さらに3Tが定着し、それが会社のカルチャーとなるまで、もっともっと3Tを推進していこうと思っています。今さらですが、ITサービス業は知的労働ですから、一人ひとりがモチベーション高く仕事ができる環境作りこそが成長の肝だと、己の肝に銘じた次第です。

  • こちらのニュースをご参照ください
    https://www.kobelcosys.co.jp/news/detail/20120806/

    くるみん=次世代育成支援対策推進法は次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、育成される環境の整備を進めるために制定された法律である「次世代育成支援対策推進法」の認定マーク

2012年9月

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