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毎月更新中!社長通信 社長が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2016年04月01日

事業体制の変更
お客様に寄り添う

チューリップ 当社はこの4月1日から事業体制を大きく変えることになりました。昨年来、会社の継続的な発展に向けた事業体制強化というテーマで全社タスクを立ち上げ、色々な議論や検証を重ね、そのゴールに向かって一歩を踏み出しました。

1987年、コベルコシステムが設立された当初、営業組織は不要、良いシステム、実績に裏打ちされたシステムであれば、営業はいなくても売れるということで、デリバリーのみの機能で会社がスタートしました。その後、営業組織も立ち上がりましたが、あくまで開発部門の一組織として構成されており、開発部門の意向に従って、営業活動をしてきました。つまり、開発部門が提供したいサービスを売ってくるのが営業の仕事だったわけです。会社の規模が小さい時は、まずは自社の限られたスキル領域で、効率的にビジネスをすることが求められたのです。

今、多くの企業が直面している経営テーマは、グローバルでのビジネス展開であり、グローバルで戦える事業モデルの構築だと思います。このような経営環境下、企業のIT投資の向かう先は、従来の業務の効率化や生産性アップから、ITを活用してグローバルに事業の競争力を高めることや新たなビジネスモデルを創出することに移ってきています。以前にもご紹介したように、今は経営トップの方から必ず話題になるほど、IoTに大きな関心が集まっています。世界経済が不透明な中、投資全般に慎重であってもIoTには投資をしなくてはいけないと考えておられる企業が増えていると感じます。このIoTはまさに事業に直結したIT活用であり、新しいビジネスモデルそのものでもありますので、IoTには従来のIT部門のみならず事業部門が参画し、時には主導することになります。したがって、ITサービス会社はお客様の業界や事業内容を理解し、ITパートナーとしてより緊密にお客様のIT部門、事業部門に寄り添い、構想段階から一緒にプロジェクトを進めて行くことが求められます。

このようなお客様の動向の中で、お客様のあらゆる課題に構想段階からアプローチするために、当社の事業体制はすでに、お客様接点である営業部門をソリューション別の開発本部から切り離し、営業本部に集約してきました。今回、それをさらに進めて、開発部門の内、ソリューション提案をする部門を産業別に再編し、営業部門と再度統合させました。開発の上流段階から、開発部門の壁を越えて最適なトータルソリューションをお客様に提案できるようにという意図です。また、IoTに関しては製造業に特化し、そこでの知見とスキルアップ、ソリューションのアセット化を進めます。当社の場合は神戸製鋼グループという、素材から機械、プラントエンジニアリングまで幅広い製造業の現場がありますので、ここでIoTに関する価値を創造し、磨き上げ、一般のお客様にもご活用いただけるソリューションを確立する方針です。
4月1日から一層、お客様に寄り添ったパートナーとしてお客様の価値創造に貢献できるIT会社を目指していきます。


2016年4月

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