SAP S/4HANAテンプレート HI-KORTシリーズ

SAP S/4HANAテンプレート　HI-KORTシリーズ

SAP S/4HANAテンプレートHI-KORTシリーズは製造業に強いコベルコシステムが、SAP社のERPパッケージをベースに、お客様の業種に合わせて開発した業務テンプレートです。
製造業の各種生産方式および工事業の業務に対応し、さらに経営可視化支援までカバーします。

※各テンプレート名をクリックいただくと、詳細説明のページに遷移します。

SAP S/4HANAテンプレート HI-KORTシリーズ
SAP S/4HANA		産業用機械製造業向けテンプレート 産業用機械製造業に特化 お客様の生産方式（量産～受注組立生産）に対応
		個別受注生産型テンプレート 設計業務を伴う産業用機械製造業に特化 一品一葉の個別受注設計生産方式に対応
		自動車部品製造業向けテンプレート 自動車部品製造業に特化 自動車業界特有の業務に対応
		工事業向けテンプレート 設備工事・建設エンジニアリング・プラント保守向け プロジェクト管理を中心に業種に合せた機能で対応
SAP Analytics Cloud		製造業向けSAP Analytics Cloud テンプレート クラウドのメリットを活かし、スモールスタート可能 製造業で使用される普遍的な4種類のレポートを提供

テンプレートを活用する理由

SAPのERP製品は、他ERP製品と比較しても機能数が多く対応業種も多岐に渡り、世界でも多く採用されているERPパッケージで、日本国内でも多数の企業が導入しています。一方で、一般的にERPの導入プロジェクトは容易ではなく、プロジェクト期間が長くコストがかかる傾向にあります。

そこで、製造業および工事業への導入経験が豊富なコベルコシステムが、知見を活かし製造業・工事業に特化したテンプレートHI-KORT(ハイコート)を開発しました。

実業務での利用実績に基づいて必要な事前設定とアドオン機能を予め実装しており、さらにお客様の要件次第でカスタマイズ設定を追加することも可能です。テンプレートの標準機能を活用することで、短納期・低コストでの導入を実現します。また、プロジェクトにおける追加開発ボリュームの低減により、品質の安定化にも寄与するとともに、円滑な保守運用を実現します。

豊富な導入実績をもとに開発したSAP S/4HANAテンプレート HI-KORTシリーズ

テンプレートの構成～業務プロセス、アドオン機能、ツール、ドキュメント

SAP S/4HANAテンプレート HI-KORTシリーズには、事前定義された業務プロセスだけでなく、独自開発したアドオン機能、各種移行ツールや、過去のプロジェクト実績に基づいた豊富なドキュメント類が含まれています。

SAP S/4HANAテンプレート HI-KORTの構成

製造業の各種生産方式に対応

製造業のお客様においては生産方式が多岐にわたり、例えば、見込生産型と受注設計生産型ではモノづくりのプロセスが大きく異なります。

SAP S/4HANAテンプレート HI-KORTシリーズでは、見込生産（MTS：Make To Stock）、受注組立生産（ATO：Assemble To Order）、受注設計生産（ETO：Engineering To Order）それぞれの生産方式に対応するテンプレートを用意しています。業務プロセスの定義だけでなく、それを実行するためのシステム設定も事前に行っており、各生産方式特有の課題にしっかり対応します。

プロジェクト管理を中心とした工事業の業務に対応 (HI-KORT for Engineering)

工事業のお客様には「HI-KORT for Engineering」をご用意しています。工事のプロジェクト管理を中心に、業務に合わせた機能で対応します。WBSとの連携で、より精緻なコスト管理、進捗管理を実現することができます。承認ワークフローによる処理・データ連携により、内部統制の強化にも繋がります。

経営情報可視化支援 （SAP Analytics Cloud 製造業向けテンプレートHI-KORT Analytics）

製造業で使用される普遍的な4種類のレポートを提供する、業績可視化のためのテンプレートです。クラウドのメリットを活かし、短い導入期間で実装することが可能です。様々な経営データの可視化や、機械学習を利用した分析、予算・計画管理をワンストップで提供するSaaS型ソリューションです。

業務改革から導入プロジェクトまでを効率的に推進

上流/構想フェーズにおける活用のメリット

上流/構想フェーズにおいて、Fit to Standardという手法を活用したいというお客様の声をよくお聞きします。Fit to Standard とは、業務のスリム化や標準化を目的に、パッケージが想定している業務プロセスをスタンダードとし、それに合わせて既存の業務プロセスを変更することです。製造業のお客様への導入実績を基に開発されたHI-KORTをスタンダードプロセスと捉えることで、効率良くFit to Standardを推進することが可能になります。

導入プロジェクトにおける活用のメリット

①早期のプロトタイプ実施

HI-KORTを導入することで、「カスタマイズパラメータ」「アドオンプログラム」「デモ用マスタ」が備わった環境をすぐに構築できます。そのため、環境構築直後から実際に動く画面を見ながらプロトタイプ実施や機能検証が行えるので、システム仕様の齟齬／思い違いを防止し、手戻りを抑制することが可能です。

②業務の標準化を推進

HI-KORTには、数多くの導入プロジェクトで得られた知見やノウハウに基づく業務フローが備わっています。HI-KORTの標準業務フローを基にお客様の業務設計を実施することで、業務の標準化に寄与します。

③リスクの最小化

実績に裏打ちされた業務フローを用いることで、「誤った業務設計になる」「導入後にシステムが正しく機能しない」といったリスクを最小限に抑えることができます。事前に用意されたアドオン機能を使用することで、追加開発のボリュームを低減し、不具合発生率を抑制することが可能です。

④プロジェクト期間の短縮／コスト削減

導入の際に必要なパラメータ設定やアドオン開発を一から行おうとすると、膨大な時間がかかります。HI-KORTには、その業種に必要と想定される機能があらかじめ設定されているため、作業時間とコストを大幅に削減することができます。

各業種に特化したテンプレート

各テンプレートについては概要をご覧ください。