2013年04月01日
新しい時代、新しいアプローチ
2月下旬に開催されたIBM社のパートナーワールドに参加してきました。
日本も含めて世界中から多数のパートナーがラスベガスに集まり、今年のIBM社の戦略やパートナーへのキーメッセージ、昨年貢献したパートナーの表彰などがありました。新興国のビジネスが成長しているのと相関して、参加者の35%が新興国から来ているとのこと。表彰では中国企業が目立ちました。
これからの市場、新しい変革やグローバルなどのテーマに加えてIBM社とパートナーが取り組むべき共通の課題について以下のような説明がありました。
1.New Era Computing(新しい時代のコンピューティング)
スマーター・プラネットの実現を目指し、業界の専門知識に精通し、テクノロジー面はもちろん、新しい価値を創造していく必要があること。
2.New Kind of Client(新しいお客様)
IT以外の新しいお客様とは、従来のITのお客様であるCIO・CTOに加えて、CMO(Chief Marketing Officer)、CFO(Chief Financial Officer)など同じ企業の中でも新しいお客様層にアプローチすることが大切で、そこには未知の大きな成長の種が存在する。今後数年間で、新しいお客様層が、従来のお客様層の3~4倍に増える可能性があること。
3.New Type of Expertise (新しい専門知識)
新しい専門知識とは、業界を熟知するということ。
これらはIT業界では今、共通に言われていることでもあります。では、私たちがよりお客様に貢献できるようになるためには、どうしたらいいのでしょうか。先月のコラムでも申し上げましたが、これからはお客様のCxOに、いかにアプローチできるかにかかっています。今までのITサービス会社から1歩も2歩もステップアップしていかねばなりません。当社は幸いなことにユーザー系IT会社です。ユーザー部門と一緒に新しいIT利用に取り組む機会や、また業務に密着していることが有利に働き得ます。それに加えてイノベーションに取り組む社員の意識をいかに高めていくかが最も大きなポイントだと考えています。
今年に入って世の中は円安株高で、雰囲気は景気回復に向かっていますが、円安によるお客様の業績の実態効果はまだまだです。一方、インフラコストの上昇など、マイナスの影響もあり、成長戦略が明確にしめされていない中、本当に景気が上昇するのか…いろいろな意見があります。まだまだ予断を許さない中、多くのお客様の新年度がスタートします。IT予算引き締めから、事業成長に貢献する新しいIT活用へという提案活動を、これからますます加速していきたいと思います。
2013年4月
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Kobelco Systems Letter を購読ライター

元 代表取締役社長
川瀬 俊治
2009年 取締役。サービスビジネスを中心に業績に貢献。
2012年3月に代表取締役社長就任。
マラソン走ったり山に登ったり、体を動かすのが好きなアウトドア派。
2017年3月退任。
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