menu

毎月更新中!社長通信 社長が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2008年07月07日

長寿企業大国
〜その真髄を学ぶ〜

最近、長寿企業に関する研究や、書物、ネットを含むメディアによる長寿企業に関する情報や報道が多くなっています。
昨今の変化の激しい環境の中で、長寿企業はどのくらいあるのでしょうか。
米国『フォーチュン』誌は、毎年世界企業の売上高に基づく「Fortune Global 500」というランキングを発表しています。「フォーチュン500」企業の中の盛衰を見た場合、1970年にリストされていた企業の60%以上が、消えてなくなっていると言われています。近年さらに企業を取り巻く環境変化は激しくなり、企業の平均寿命はますます短くなっていると思われます。
一体、長寿企業はどこの国に多く存在し、世界最古の会社がどこにあるのか非常に興味が湧きます。
実は、日本が長寿企業大国であり、しかも世界最古の会社が日本にあるそうです。
ジャーナリストで拓殖大学教授の野村進氏の著書「千年、働いてきました−老舗企業大国ニッポン」や「長寿企業は日本にあり」は大変話題になりました。それによると、日本の老舗は世界でも群を抜いているということです。
日本では、創業200年以上の企業が3000軒を超える。中国には9軒、インドには3軒、ドイツには800軒、オランダには200軒ある。お隣の韓国は100年以上続いている企業は1軒も無いそうです。
しかも世界最古の会社は、「金剛組」という大阪にある寺社建築を生業にしてきた会社だそうです。
創業は飛鳥時代で西暦578年。気が遠くなるほどの年月を重ねた世界最古の会社です。
日本に老舗企業が集中している理由としては、侵略に遭わなかったということだけでなく、継続を重視する価値観と、’ものづくり’を大切にする文化や伝統が息づき、しかも、その「適応力」、「許容力」、そして本業をあくまで貫き、新製品開発も本業の延長線上であることを崩さない「本業力」が持続の要因と述べられています。「伝統は革新の連続」という言葉も光っています。

コベルコシステムの親会社の神戸製鋼所は、創業が1905年で、2005年に100年周年を迎えました。”先人から継承した企業文化を誇りとして、神戸製鋼らしく、地道に、そして着実に歩むべきだと考えております。即ち、創業以来、連綿と受け継いできた「ものづくり」の精神を大切にして、飽くなき探究心を持ち続けながら、弛まぬ努力を重ねていく”(神戸製鋼100年史より)という精神で、大震災など、幾多の困難にも遭遇しながらも、日本の経済発展とともに歩み、業容を拡大しながら成長を遂げてきました。これからも神戸製鋼所はグループ各社の総合力を結集し、更に大きく飛翔していくものと思います。

私たちコベルコシステムは昨年、設立20周年を迎えたばかりです。まだ成長過程の道中ばという所ですが、今年のスローガンである「成長への革新」を合言葉に、お客様の価値向上、そしてお客様の夢実現を目指して、全社一丸となって取り組み、着実に前進していきたいと考えています。
“お客様とともに考え、ともに挑戦し、そして共に『夢』をかなえます。”というビジョンを掲げ、お客様を中心に据えて、これからもご期待に応えていくように努力していきます。

持続的な成長を目指して。

2008年7月

ITの可能性が満載のメルマガを、お客様への想いと共にお届けします!

Kobelco Systems Letter を購読

電話でのお問い合わせ

営業時間 9:00-17:30(土・日・祝日は除く)

Webでのお問い合わせ

お問い合わせ