mcframe 製造業向け適材適所型ERPインテグレーション: HI-KORT mcframe

mcframe 製造業向け適材適所型ERPインテグレーション: HI-KORT mcframe

柔軟性・拡張性に優れた“mcframe”をコアとする製造業向け適材適所型ERP構築ソリューションです。適材適所に業務アプリケーションを連携させることで、製造物流現場の効率化から高度な経営分析までをトータルに支援します。

概要

"mcframe"+コベルコシステム独自のソリューションで、現場と経営情報のデジタル化を実現

HI-KORT mcframeは、ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)が開発した純国産の製造業向け基幹業務パッケージ"mcframe"をコアとし、会計パッケージとコベルコシステム独自の「製造・物流現場ソリューション」、「経営/更なる見える化ソリューション」を組み合わせた、製造業の価値創出を実現する『適材適所型ERP』を構築するソリューションです。

精度の高い現場の実績情報を経営情報につなぐことで現場業務の貢献を視覚化し、経営分析によって実効的な改善フィードバックが可能な経営情報基盤を提供します。

HI-KORT mcframeの全体イメージ

導入実績に裏付けられた周辺ソリューションでプラスαの価値を提供

コベルコシステムでは、神戸製鋼所から受け継いだ「ものづくりや品質へのこだわり」と、IBMの持つ「優れたITノウハウやプロセス」を融合させ、お客様の多様なニーズに対応しています。製造業の現場で積み重ねた知識と経験によって開発した個々のmcframe周辺ソリューションをHI-KORT4.0 DXのコンセプトでパッケージング。コベルコシステム独自のソリューションセットでプラスαの価値創出を支援します。

※HI-KORT4.0 DXの説明はこちら

特長

1.自社の課題解決・強みに即した適材適所型ERP導入手法

mcframeを中心とする基幹業務システム構築

SCM(サプライチェーンマネジメント)システムにmcframeを採用し、国産パッケージならではの標準機能と優れた柔軟性・拡張性を活用することで、自社の課題解決・強みに即した基幹業務システムを構築します。

さらにコベルコシステムの導入方法論や独自ツールにより、品質の高いシステム導入と標準システムには無いプラスαの機能を提供します。

会計領域は自社に最適なパッケージを採用しmcframeと連携

mcframeには、中堅企業向けで高いシェアを持つ会計パッケージ"SuperStream"と、マスタや仕訳情報を連携する仕組みが標準で用意されています。また、コベルコシステムではSuperStream以外の会計パッケージとの連携実績もあります。

自社の業務にマッチする会計パッケージとmcframeを疎結合で連携することで、SCMと会計それぞれの業務の特長を活かした「適材適所」な基幹業務システムを実現します。

mcframeと会計パッケージSuperStreamとの連携

2.現場作業のデジタル化、精度の高い情報を経営分析へ連携、現場活動へフィードバック

製造・物流現場のデジタル化

企業のDXを促進し、データを高度に活用するためには、デジタル化された情報の鮮度・精度が重要です。コベルコシステムでは、mcframeの入力端末としてハンディターミナルやタブレットを活用した、入力簡素化・ミス防止を目的とした独自の仕組みを保有しています。

製造・物流現場の情報を正確かつリアルタイムに連携することで、サプライチェーン全体のデジタル活用を促進します。

経営分析・現場活動へのフィードバック

mcframe原価管理の情報を、BIツールによって経営情報として可視化するコベルコシステム独自のテンプレートを用意しています。
経営指標に対する部門活動の貢献を可視化することで、経営判断の迅速化や現場の業務改善の課題分析に活用できる仕組みを提供します。

経営分析・現場活動へのフィードバックイメージ

3.個別・段階的導入によるデジタル化の促進

HI-KORT mcframeを構成するmcframeおよび会計パッケージ、製造・物流現場ソリューション、経営/更なる見える化ソリューションのテンプレート/ツールは、個別もしくは段階的に導入することが可能です。
自社の課題解決やIT戦略ロードマップに基づき、必要なソリューションを必要最小限のコストで導入することで、最適な範囲・方法で基幹業務のデジタル化を支援します。

解決すべき課題と個別導入・組み合わせ例
課題1製造原価・損益情報の予実管理・分析によるPDCAサイクルが回せていない。経営指標に対する部門活動の貢献度を把握したい。
           →mcframe(原価管理)+経営情報KPI
課題2:モノと情報が一致していない。実績情報の登録に手間がかかる、手配ミス/入力ミスが多い。
           →mcframe(生産管理)+工場・倉庫実績収集
課題3:基幹業務システムを刷新したいがサプライチェーンの課題があり、適合するパッケージがわからない。
           →mcframe(生産管理・販売管理・原価管理)+SuperStream

主なソリューション群

経営情報KPIテンプレート

製造原価・損益情報に加えて現場への落とし込みが可能な資本コスト分析を実現。“次の一手”をサポート

ROA(総資産利益率)やROIC(投下資本利益率)、キャッシュフローの予実管理などを可能にし、それらに対する各部門の貢献度を見える化することで、部門ごとの改善活動を促します。
また、売上や生産性の改善率が経営指標に与える効果のシミュレーションや、将来のキャッシュフローの予測や製品ポートフォリオを組み替えた際の経営シミュレーションなども可能にします。

工場・倉庫実績収集テンプレート

精度の高い実績収集と作業効率向上を実現。収集した実績情報をmcframeにリアルタイムで連携することで経営から現場の“見える化”を実現

ハンディターミナルやタブレットの活用により、工場や倉庫の業務を妨げることなく現場のモノの動きを可視化するシステムです。
mcframeの標準データモデルに対応しており、詳細な作り込みを必要としないため、低コストでの導入が可能です。経営情報KPIと組み合わせることで、収集した情報を生産管理や経営戦略に活用できます。

スケジューラ連携

豊富な導入実績のある生産スケジューラ"Flexsche"とmcframeを連携。生産計画の効率化・精度向上を実現

mcframeで管理している在庫情報や引当情報から算出した部品ごとの所要量を、具体的な生産計画に落とし込み、スケジューラに連携させます。
スケジューラに連携した生産計画はmcframeに書き戻され、その後の購買管理や製造管理に生かす事が可能です。

出荷業務支援

mcframeの出荷情報をもとに送り状発行業務を効率化

“伝発名人”などの物流系指示アプリケーションとmcframeを連携する出荷業務支援ソリューションです。
mcframeで管理している出荷指図をもとに適切な配送便の確定や個口数の指定などを行い、運送会社の伝票を作成します。作成した伝票番号はmcframeの受注情報と関連付けられるため、配送トラブルなどに備えたトレーサビリティの確保も可能です。

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