• 導入事例
  • 2003年07月15日

カネヒラ鉄鋼株式会社 「鋼材単品管理システム」構築で即納体制確立

コベルコシステム株式会社(本社:神戸市中央区 代表取締役社長:酒井哲夫)・カネヒラ鉄鋼株式会社(本社:大阪市西区 代表取締役社長:山本武男)は鋼材製品の仕入から出荷まで一貫した「鋼材単品管理システム」を共同で開発し、5月よりカネヒラ鉄鋼株式会社南港鋼材センターで稼動を開始した。

従来、鋼材の在庫管理は「束単位」だが販売は「本数単位」という矛盾があった。そこに本システムを導入することによって、入荷から出荷まで「棒鋼一本ごと」の一元的な管理が可能になった。これは特に納期の短い注文に対して効果的で、仕入先も含めた製品把握により、入荷後即出荷というタイムラグのない体制で競争力を強化した。

また、入・出荷時の検品作業、トラック積み込み、送り状発行など、多くの業務を省力化できたことにより、事務作業で従来比約50%減、現場作業で約20%減という作業時間短縮を実現した。「本数単位」の管理にはそれぞれの鋼材の生産から出荷までの履歴情報も含まれるため、品質に関する顧客ニーズにも即対応。当然、誤出荷防止にも効果的だ。
さらに天候情報、品質情報、鋼材置場情報、トラックの出荷手配などの情報機能も併せて拡充・構築し、周辺関連サービス部門への情報提供も実施している。

今回、カネヒラ鉄鋼株式会社の現場管理技術とコベルコシステム株式会社のソフト技術の融合により、業界のニーズにこたえる「本数単位」という斬新な管理方法が実現したのだが、鋼材製品一本ごとの管理は今回のシステムがはじめてであり、システム化のニーズも高い。省力化、管理精度向上、顧客ニーズへの対応などの観点から、早くも鋼材商社からの引き合いがきている。


以上

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