保守業務を通して
基幹システムの
安定稼働を支える

世界中の事業所から集まる膨大なデータを処理

私が担当しているのは、従業員は数万⼈、国内はもとより世界各地に事業所のある電⼦機器メーカーの基幹システム保守業務です。⽣産管理、資材管理、物流、経理、開発の領域のうち、最もチームメンバーの多い物流領域のリーダーを務めています。
物流領域のシステムユーザーは、国内外にある⼯場勤務のお客様で、お客様の各担当者が⼊⼒した膨⼤なデータがシステムに集約されます。しかし、システム不具合や人的ミスによって想定外のデータがシステムに紛れ込むと、プログラム実行時に異常終了となり、データ連携が止まってしまうことも。そういった際の対応のほか、月に200～300件ほどあるお客様からのお問い合わせやご要望についても、可視化し優先順位付けをすることで、もれなく適切に対応できるようにしています。

時間もリソースも不足していたチーム

私がこの業務を担当する以前は、別企業の保守業務として５⼈ほどの⼩さなチームに所属し、問い合わせからプログラミングまで幅広く対応していました。その後当案件を担当することになり、その半年後には現在のチームリーダーを任され、チームメンバーの管理とお客様対応に従事することに。就任当時、お客様からの要望は多い一方、時間‧リソースはともに不⾜していました。
そこで、まずは作業⼀覧を洗い出し、前のリーダーがやっていたから私もやるのがいいことなのか、それが必要な作業かどうかを⼀から見直し、必要な作業はより効率的に仕事ができるようブラッシュアップしました。また、お客様、管理者、メンバーの連絡体系を整備することで、メンバーの負荷を軽減し、より円滑に業務ができるよう取り組みました。

体系的なマネジメントを身に付けるために勉強中

以前の業務では、納期までに間に合うようにと⼤枠のスケジュールで動いていましたが、現在はきちんと数字で把握できる進捗管理を⾏っています。数字で進捗管理ができれば、なぜ今この案件をすべきなのか、なぜこの案件の進捗が遅れているのかといった説明もしやすく、お客様にも理解していただきやすいからです。
現在、私は体系的なマネジメントを⾝に付けるため、プロジェクトマネジメントの国際資格であるPMPの勉強をしています。こちらから提案した内容で、お客様とともに業務を進めた際に良い結果を得られ、感謝の⾔葉をいただけると、やりがいを感じます。