産業用機械製造業向けソリューション
産業用機械製造業は顧客の要求にきめ細かく応えるために、「仕様の発散」、「手配の複雑化」、「情報の分散」といった課題に直面しています。当社はこれまでのノウハウとAras Innovator®を用いてこれらの課題解決をご支援します。
製造業の現状
産業用機械製造業を取り巻く環境
近年、産業用機械製造業を取り巻く環境は急速に変化しています。
中でも顧客が求める装置仕様が年々複雑化し、多品種化が加速しています。これにより設計変更が頻発し、見積リードタイムや製造準備業務の負荷が増大しています。
一方で技術者の高齢化が進み、熟練者の退職に伴うノウハウ喪失が顕在化してきており、社内の技術継承、リソース不足で苦しむお客様が多いと認識しています。
そのような状況下で国内外の競争激化により、以下が企業の競争力を左右する重要なポイントになっているケースが多くみられます。
- 短納期化への対応
- 高品質の実現
- 装置の高機能化
- アフターサービスの高度化
取り巻く環境の元でこれらの重要ポイントを実現していくためには製造業DX(デジタルトランスフォーメーション) の推進が必須となっており、産業用機械メーカーにとって避けて通れない重要テーマとなっています。
産業用機械製造業によくある課題
仕様発散・バリエーション過多
- 標準品ではなく、顧客の用途や生産ラインに合わせたカスタム対応が求められている
- それぞれの顧客に応じた製品をそれぞれの担当者が個別に設計しており、類似仕様が大量にある
コード体系の不整合・BOM情報の断絶
- E-BOMとその他の用途別BOM(P-BOM、S-BOM等)が繋がっておらず、二重管理となっている
- データ転記、入力ミスが発生しており、手戻りが多発している
製品情報・不具合情報が散在しており、利活用できていない
- 製品に関する情報や不具合情報が個別管理されており、装置や仕様、部品や図面の検索に時間がかかる
- 設計変更による影響範囲の特定が難しい
さみだれ出図への対応が煩雑で手配漏れ、手配ミス等の問題が発生
- 長納期品については調達リードタイムが発生するため早々に手配をかける必要があるが、仕様変更の柔軟性を両立しなければ顧客に価値訴求できないため、複雑な手配オペレーションとなる
- 結果として手配漏れ・手配ミスに繋がり、顧客への納期遅延を引き起こしている

必要となる特徴的な機能
コベルコシステムがAras Innovatorを用いて実現できること
バリエーション管理機能の実現
- 顧客仕様を基に選択される部品構成バリエーションのルールを管理。人に依存せずに製品構成を生成
- 製品構成に関する時間を削減し、見積回答の迅速化を実現
仕様・製品・製造工程における情報の一元管理の実現
- 仕様・製品情報(見積BOM、E-BOM、M-BOM(P-BOM)、S-BOM)、製造工程情報(BOP)を一元管理
- 不具合情報等の関連情報も紐づけて管理を行い、データの一元管理を実現
さみだれ出図への対応、手配状況の可視化
- 長納期品の先行手配部分と、仕様変更を許容する部分を区別して、さみだれで手配させるための機能実現
- 基幹システムと連携して当該部品の手配状況の可視化を実現



















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