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コベルコシステムニュース

代表取締役社長 酒井 哲夫 社長メッセージ

社員満足度調査結果と組織文化

さきごろ当社では社員満足度調査を行いました。2001年に行った第1回以来、徐々にではありますが社員の満足度は確実にアップしてきています。また、今回は多数のコメントが寄せられ、会社の改善に対する社員の期待の大きさが伺えました。

代表的なコメントをいくつかピックアップしてみますと、「居心地のよい会社だと思う」「温かみのある社風である」「リスクあるプロジェクトに対し失敗を恐れずチャレンジしたい」「仕事のスケジュールを調整して、スキル向上に励みたい」「部署間の連携がもっと必要である」「高い目標を掲げて達成できた人が報われる、インセンティブがあってもいいのではないか」「部門を越えて、お客様に本当に満足いただける対応をしたい」「部長~経営層のリーダーシップをより見える形にしてほしい」など、貴重な意見が寄せられています。
総括しますと、ほぼすべての側面で社員満足度は上昇し、リーダーシップやチームワークへの評価も改善し、スキル向上の機会も増えてきた一方で、仕事量の増加やそれに応じた評価や処遇面での不満や、ビジネス・プロセスやワーク・ライフ・バランス面で一層の改善を望む声が多い、というのが今回の社員満足度調査の結果です。会社としてこれらの意見を真摯に受けとめ、具体的な改善を行っていくことにしています。

当社は、2008年にはお客様から高く評価される一流のSIerになるという中期目標を掲げて中期経営計画を全社員で実践中ですが、これも社員の熱意あふれる積極的な参画なしには実現しません。社員のエンパワーメント(能力開花と権限委譲)が不可欠です。処遇面の改善や権限委譲の促進、上長からのフィードバック強化やチームワークの更なる向上などの施策を具体的に展開していきたいと考えています。そして、信頼をベースとした公平感や、達成感、さらには連帯感を高めることが重要であると考えています。

また中期経営目標の達成には組織文化の強化と進展も欠かせません。今回の社員満足度調査でも「温かみのある居心地の良い会社」という好意的な意見が寄せられています。「和衷協同.至誠一貫」 注)という神戸製鋼所・中興の祖、田宮嘉右衛門氏の精神が当社にも脈々として流れ、息づいていると思います。そしてこの中核的な精神を私達は今後とも大切に守っていきたいと考えています。
云われた事はキッチリとやる、最後までやり抜く実行力と実践力は非常に高いという、素晴らしい特性がある一方、チャレンジ精神や失敗を恐れない気風の醸成が必要です。

組織文化は集団内で習慣化された行動や考え方や「暗黙の仮定」であり、長年に亘る経験、実績、成功体験の蓄積です。慣性力でもあります。従ってこれを粗略に扱ったり、簡単に変えたりできるものではありません。良い文化、強い文化を更に強化し、環境の変化にすばやく対応できるよう補強して行くことが大切だと考えています。

そして一流のSIerにむけて、お客様に高く評価される優れた企業をめざして、組織文化面の補強を加速して行く必要があると考えています。常にお客様のサーバントであり、信頼され、高く評価される企業でありたい。そしてそのためには一人一人の社員が生き生きとその能力を発揮できる、自由闊達で温かみにあふれ、かつ規律を守りつつもイノベーションに挑戦し、非凡を成し遂げる企業でありたいと考えています。

2006年11月

注)

和衷協同:心を同じくしてともに力を合わせること
至誠一貫:この上なく誠実であることを貫くこと

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