不朽の名作に“将来を夢見る”
「われわれは何処から来たのか、われわれは何者か、われわれは何処にいくのか」
これは、有名な画家ポール・ゴーギャンの不朽の名作に彼自身がつけたタイトルです。この作品を最後に、ゴーギャンは西洋化の進むタヒチを離れ、マルティニーク島で最期の時期を過ごしたとのことです。私たちも、一人ひとりの来し方(こしかた)と今、そして行末を常日頃の忙しさをしばし忘れ想ってみる事も大切と思います。そしてまた、当社の過去を振り返り、現在の状況を冷静に見つめ、将来を夢をもって想ってみる事も非常に大切な事と思います。
今年2月より中期経営計画をテーマとして社長タウンミーティングを実施しています。既に30回553名(59%)の社員と討議し、思いを共有してきました。多くの社員から当社の自立化、一流のSIerになるため自ら果すべき役割の再認識や、自身の自立化についての積極的、自主的な行動開始の熱いメッセージが届き、感激すると同時に大変うれしく思っています。タウンミーティングの質疑応答の中で、「10年後のコベルコシステムはどうなっていますか?」というゴーギャン流のテーマが多くありました。このような問いがあることだけでも、そして、当社の未来について想いを話し合って見ることだけでもタウンミーティングの意義は大きいと思っています。
本年から当社では、全社員一人ひとりが、10年後、5年後、3年後の自身のキャリア計画を書き所属長と話し合う「キャリア・コミュニケーション・プログラム」がスタートしました。10年後の自分を想い浮かべるのはなかなか難しい事ですが、大きな夢を描き、その実現に向け今日から一歩ずつ前進していく事は非常に重要な事ですし、会社として社員の成長発展を支援していければと考えています。この社員一人ひとりの10年後の姿の集大成が、当社の10年後の姿である訳です。組織は社員の一人ひとりの想いの結合であり、想いの総和です。従って現在もそうであるし、10年後の当社は私も含めた、社員の想いにより創られるものです。
タウンミーティングでは「コベルコシステムが自社ビルをもっている」とか「コベルコシステムのブランドが全国的に有名になっている」とか「超一流のSIerの仲間入りを果している」とか「お客様と夢の共有と実現が真になされており、お客様から高い信頼をかち得ている」等々、色んなありたい姿、夢が挙げられました。今後は、グループで、部門で、グループや部門、そして会社の10年後の姿について、討議する機会を積極的に作っていきたいと思っています。
この4月から親会社である神戸製鋼所は、神鋼グループ経営の推進、グループ最適という理念を打ち出すとともに、「KOBELCO」を新たに「神戸製鋼グループ・ブランド」として制定し、グループ全体でブランドの価値向上、イメージ向上にむけたプログラムが動き出しました。当社としても「IBM」ブランドを片手に掲げながら、もう一方の手で「KOBELCO」ブランドを高々と掲げ、会社名に「コベルコ」をもつ神鋼グループ企業の一社として、「KOBELCO」ブランドの名を高め、ブランドの力を活用したビジネスの拡大を図り、「KOBELCO」ブランドの名に恥じない企業に発展成長していきたいと考えています。
そして10年後超一流のSIerとなるためにも、今日から「KOBELCO」そして「コベルコシステム」ブランドの価値を高める企業努力が必要です。当社のブランドの価値をどう認識し、お客様にどうブランドイメージをお伝えし、その評価をお伺いし、ブランド価値を上げそして確立するスパイラルな全社一体となった活動が必要です。当社のブランド価値は「お客様との夢の共有を通じ高品質のオンリーワン・ソリューション&サービスをお届けし、信頼とお客様満足度の向上をはかる」ということだと思います。そしてお届けしたいブランドイメージは
- 信頼と夢の共有と実現
- とことん最後迄
- 先進技術力
- オンリーワン・ソリューション&サービスの提供
だと考えています。
お客様と夢を共有し、実現する企業として、すべてのお客様から高い信頼を得て喜ばれている姿を社員と共により一層現実のものにしたいと願っています。
2006年8月








