社長通信 社長・瀬川文宏が気になること、考えさせられたことを綴ります。

2017年04月01日

お客様とともに成長する

この度、川瀬前社長の後を受けて代表取締役社長に就任しました。お客様にとって頼りになる、真のパートナーとなれる会社を目指していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 このコラムは当社の歴代の社長が頭をひねって毎月執筆してきましたので、私もそのバトンを引き継いでゆく所存です。IT業界には30有余年と永く身を委ねてきましたが、経営者としての視点はまだまだ未熟であり、読者の皆様からは叱責をいただくこともあるかと存じますが、何卒、温かく見守ってくだされば幸いです。

さて、最初の発信になりますので簡単に私のビジネス履歴を紹介させていただきます。1979年に神戸の大学を卒業して、二輪車製造の会社で販売と購買・試作生産準備に5年間従事しました。 1984年、日本IBMに入社後は、営業として大手自動車メーカーグループの有力サプライヤ様を8年間担当しました。その後セールスマネージャーとして浜松地区へ異動し、大手製造業や地域金融のお客様を担当し、3年後には静岡全県の営業部長として5年間務めました。 2001年にコンサルタントへ転身し、2003年にPricewaterhouseCoopersを吸収して設立したIBMビジネスコンサルティング・サービスにて産業機械・装置産業のインダストリーリーダーを6年務め、その時に神戸製鋼グループの担当パートナーとして様々な案件に関わりました。その後2009年より4年間、大手自動車メーカーグループの担当パートナーコンサルタントを経て、2013年よりコベルコシステムへ移り、現在に至っております。

この間、ITの技術はすさまじい変化、成長を遂げており、ムーアの法則やクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」を目の当たりにしてきました。それについて思うのは、テクノロジーの変化は凄いが、一方でビジネスの本質は何も変わらない、ということです。信用、近江商人の三方よし、など商売の基本原則は普遍的であり、イノベーションもビジネスモデルもその原則から逸脱しては成り立たないものだと思います。そういった原則の一つが「お客様とともに成長する」であり、当社はそれを標榜してまいります。IT技術やソリューションは多岐にわたり、追随できることには限りがありますが、お客様に寄り添い、お客様のボディーガードとして必要な技術やソリューションに磨きをかけたり、提供したりすることは可能です。

30th

おかげさまで本年7月、当社は設立30周年を迎えますが、これもひとえにお客様とともに成長できた賜物と、心よりお礼申し上げます。これまで支えていただいた皆様への感謝、ここまで成長してきた社員を擁する事への誇り、そして持続的成長を期して激動のIT産業での新たな技術への挑戦。これらの思いを込めて、30周年記念ロゴマークも作成いたしました。3つの花びらは「感謝」「誇り」「挑戦」を表し、これまでの経験や実績をもとに未来に花を咲かせる企業をイメージしています。 今後40周年、50周年そして100周年とコベルコシステムがお客様とともに成長・永続できますよう心から願う次第です。若輩ではございますが、これから、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2017年4月

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