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2015年

過去2回のコラムでGE社のものづくり革新について紹介してきました。今回は、GE社と同じく重電業界の企業であり、ドイツの「Industrie4.0」の旗振り役であるシーメンス社のものづくり革新を見てみましょう。

超優良企業GE社は製造業への回帰を宣言し、本気でものづくり革新に取り組んでいます。今回はGE社のものづくり革新の目玉となる「インダストリアル・インターネット」をビジネスモデルの観点から考察します。

前回紹介したドイツの「Indutrie4.0」以外にも、世界でいくつかの大きなものづくり革新の取り組みが行われています。その一つが米国のGE社のものづくり革新です。

ドイツの「Industrie4.0」は“第4次産業革命”と標榜しているように、ドイツ製造業の、ものづくりのイノベーションを目指しています。そのイ ノベーションの一つは、大幅に生産性を高め、顧客が求める仕様の製品を1個単位で低価格かつ迅速に生産できるプロセス・イノベーションです。

ドイツがイノベーションで成功している秘訣は、産業界と学術機関の融合関係にあると前回のコラムで述べました。実は、昨今急に有名になってきた、ドイツの 製造革新の取り組みである「Industrie4.0」の推進においても産学融合が大いに寄与しています。「Industrie4.0」のものづくりとし ての革新性については別途考察する機会をもつとして、今回はその概要を紹介します。

企業がイノベーションを加速するには、自前主義にこだわらず、オープン・イノベーションに取り組むことが得策です。特に研究開発の上流段階では、先端的な研究開発を行い知見を蓄積している大学が、オープン・イノベーションに取り組む際の有力パートナーとなります。

企業がオープン・イノベーションを推進していくには、大きく4つの壁を超える必要があります。1つめの壁は「自前主義」の壁。企業の技術者は本来自前主義で、社外の技術を使うことに積極的ではありません。

P&G社は「C&D(Connect and Develop)」戦略に基づき、社外の実証済みの技術・アイデアを活用することで、開発期間を大幅に短縮し、開発コストを低減することに成功しています。今回はこのC&D戦略を参考に、社外の技術・アイデアの探し方に焦点を当ててお話したいと思います。

企業が競合企業との競争に勝ち残り、成長していくためには、イノベーションがますます重要となっています。そこで、企業は失敗を恐れずイノベーションの取組み数をどんどん増やしていく必要があります。

今回はイノベーションと組織について話します。日本の企業でイノベーションがうまく進展しない原因は、人よりも組織にあるとよく言われます。例えば、iPhoneやiPodのアイデアは実は日本企業の技術者ももっていたという話を聞きますが、組織としてイノベーション実現に至っていません。

日本政府は成長戦略を最優先課題として掲げ、日本の各企業でもイノベーションの創出や加速の必要性が声高に叫ばれています。海外企業と比べても、日本の企業は多くの優れた技術を持っています。

前回のコラムで、4つのステップからなるイノベーション・プロセスを紹介しました。今回はこのイノベーション・プロセスについて考察します。まず、各ステップを順に見てみましょう。

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