サンコール株式会社様

サンコール株式会社様

販売/購買管理システムと連携した会計システムを「SuperStream/400」で構築。業務効率化、意思決定の迅速化につなげる

この記事は、日本アイ・ビー・エム株式会社の許諾を得て転載しています。(転載日 2011年4月4日)

導入のきっかけ

サンコール株式会社 (以下、サンコール) は、IBM i、IBM DB2®、およびSuperStream/400を採用し、メインフレームで稼働する販売/購買管理システムと連携した会計システムを構築しました。新し い会計システムにより、決算処理の短縮、法制度への迅速な対応、予算実績管理の精度向上等、企業規模に則した経理基盤・管理レベルの向上を実現するととも に、会計データを早期に把握できることによる迅速な経営判断が可能になりました。

お客様ニーズ

法改正や内部統制に柔軟に対応できる会計システムを検討

1943年に三興線材工業株式会社として創業したサンコールは、1991年に現在の社名に変更。世界的な自動車関連部品、電子・情報機器部品、光通信機器 部品メーカーとして、材料の調達から加工品の販売まで一貫したビジネスを展開しています。特に「エンジン用弁ばね」や「リングギア」に代表される自動車関 連部品マーケットにおいて高いシェアを占めており、国内10拠点、海外8拠点とグローバルな事業展開を行っています。

杉村 和俊氏

業務・管理部門
財務・業務管理部
部長 杉村 和俊氏

サンコールでは2006年 まで、システム連携が繁雑な会計パッケージを使用して会計業務を行っていました。そこでIBMメインフレームで稼働している販売 /購買管理システムとシームレスな連携を行い業務の効率化を上げることが、会計システム見直しの大きな理由でした。またサンコールは、2001年に大阪証 券取引所第1部に株式を公開しており、迅速に制度に対応しかつ業績管理のレベルアップを実現する会計システムへの移行が急務となっていました。
業務・管理部門 財務・業務管理部 部長、杉村和俊氏は、「もの作りのための製造システムと、その結果を数値化する会計システムとが、シームレスに連携することが必要でした。また債権管理や 外貨建取引の効率化、納品明細レベルでの債権管理や外貨建取引管理の効率化実現も重要な課題の一つでした。さらに、監査の面など上場企業に求められる会計 システムの導入が必要な時期に来ていると感じていました」と話します。
そこでサンコールでは、2005年春より会計システム再構築のプロジェクトを開始します。その結果、ハードウェアにはIBMのエンタープライズサーバであ るIBM iを、会計システムには株式会社NESCO SUPER SOLUTIONSが開発・販売しているSuperStream/400を採用することを決定し、会計システムを再構築。2006年4月に本番稼働を迎え ています。

導入の経緯

ソリューション

DB2とIBM iが活用できる点を評価してSuperStream/400を採用

サンコールでは、販売/購買管理システムがメインフレームで稼働していることから、会計システムとメインフレームとの連携が容易なことが会計システムの採 用における大きな要件の一つでした。また、導入実績や上場企業における採用比率、債権管理機能に関する容易なカスタマイズも重要な要件でした。 SuperStreamは、5783社 (2010年3月末) を数える導入実績があり、またIBMサーバー版は導入企業の40%以上が上場企業であることなどが評価され、採用が決定しました。

飛田 朋宏氏

業務・管理部門
財務・業務管理部
情報システム課
課長 飛田 朋宏氏

業務・管理部門 財務・業務管理部 情報システムチーム チーム長の飛田朋宏氏は、次のように語ります。「メインフレームをいきなりなくすことは現実的ではありませんでした。生産管理システム拡張の検討を始めて いたのですが、その際にデータベースにDB2を使用することが決まっており、会計システムにおいてもDB2を使用したいと考えIBM iの採用を決めました。メインフレームとの相性も良いIBM iで稼働し、DB2が使用できる会計システムということで、SuperStream/400を選択しました」
今回、SuperStream/400を導入した会計システムの再構築を行ったのは、コベルコシステム株式会社です。同社をパートナーに選んだのは、メインフレームとオープンシステムの連携の高度なノウハウを有していたからです。
飛田氏は、「メインフレームからのデータ連携を含めたトータルな導入コンサルティング体制が不可欠であり、コベルコシステム株式会社にお願いすることに決めました」と話しています。 SuperStream/400の導入にあたり、経理現場への導入負荷の軽減と運用変更による混乱を最小限度に抑えるためにステップ導入を採用しました。 第1フェーズでは2006年4月に、基幹会計システム (CORE) を導入し支払管理 (AP+) と手形管理 (PN+) を稼働させました。次に第2フェーズとして2007年4月に売掛入金管理 (AccountSwim-AR) 、固定資産/リース資産管理 (FA+) 、連結会計 (eCA-DRIVER) を稼働。第3フェーズとして2008年9月に予算管理 (WebPlanning) を稼働させました。

導入の効果

導入効果

販売/購買管理システムとの連携により、業務の時間短縮と精度向上を実現

杉村氏と飛田氏は、この新しい会計システムの効果として、以下の六つのポイントを挙げます。 特に、決算処理の時間短縮に関して杉村氏は、「従来は、メインフレームから出力された各種帳票のデータを経理担当者が再加工し、会計パッケージに再入力す る必要があったため決算処理に非常に時間がかかっていました。しかしSuperStream/400を導入したことで、月次、四半期、年次の決算処理時間 を大幅に短縮することができました。これにより、経営陣の意思決定の迅速化につながっています」と、その経営的メリットを語ります。 また、飛田氏は「メインフレームとのデータ連携により、原価セグメントレベルでの仕訳管理が可能となり、予実管理・部門業績評価・傾向分析など管理会計の充実に向けた整備が整った」と話します。

  • 決算処理の大幅な時間短縮
  • 仕訳の計上やトレースの効率化と高速化
  • 法制度や内部統制への容易な対応
  • 業務処理の高速化と精度の向上
  • 債権管理の機能強化
  • 迅速な意思決定

システム構成図1システム構成図2



将来の展望

国際会計基準 (IFRS) への対応に向けた準備を推進

今後の取り組みについて杉村氏は、「国際会計基準 (IFRS) に、いかに対応していくかが最大のテーマです。IFRSの詳細が明らかになっていないので、具体的な取り組みとしては今後の展開になりますが、2010年 後半から2011年2月ごろにかけてインパクト分析を実施し、2015年度の強制適用にあわせたシステム構築の準備を推進していきたいと思っています」と 話します。
さらに杉村氏は、「原価管理システムや生産管理システムの再構築を計画しており、データの分析にも注力したいと考えています。これを実現することで、適正 な見積もりを実施できるようにしたいと思っています。我々には“適切な品質と適切な価格で製品を提供”するという理念があり、これを具現化することができ ます。適切な製品を提供できることで、市場における厳しい競争に打ち勝つことが可能になります」と今後の期待を語っています。


本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、全てのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、ibm.com、DB2はIBM Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標である場合があります。

導入された企業様

サンコール株式会社様

所在地:京都府京都市右京区梅津西浦町14
URL:http://www.suncall.co.jp/

1943年に三興線材工業株式会社として創業。1991年に現在の社名に変更。2001年に大阪証券取引所第1部上場。精密機能材料、精密機能部品、サスペンション、プリンター関連、デジトロ精密部品、自動化・システム化関連機器等の製造販売を、国内10拠点、海外8拠点でグローバルに展開しています。

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